幼い頃から興味があったファッションに携わる仕事がしたい!という夢に向かって高校卒業後は上田安子服飾専門学校に入学。専門学生時代に様々な経験を経てスタイリストになることを決意。そして専門学校卒業後、株式会社モアに入社。「一度始めたことは中途半端で投げ出さず、最後まで諦めずにやり遂げる」をモットーに立派なスタイリストになれるよう精一杯頑張ります。
洗濯やアイロンがけの際に確認すべき『洗濯表示』【ふぁっしょん録】VOL.8
スタイリストにとってアイロンとは欠かせないアイテムの一つです。ですので、今回は洗濯やアイロンがけの際に確認すべき『洗濯表示』について詳しく解説していきます!!✨
『洗濯表示』 とは?
洗濯表示とは、衣類を適切に取り扱うための洗濯や乾燥の方法、アイロンのかけ方、クリーニングの方法などを記号によって分かりやすく示したものです。
従来の洗濯表示は、各国ごとに異なる図記号が使われてきましたがグローバル化が進み、様々な国々で生産された衣類が世界中で販売されるに伴い、日本独自の規格で定められた従来の日本工業規格から2016年12月に国際規格に合わせた新しい洗濯表示に変わりました。
新しい洗濯表示では記号の形が大きく変わり、記号の種類も22種類から41種類に増えました。
新しい洗濯表示の特徴は、5個の基本記号と基本記号と組み合わせて用いる付加記号で構成されています。
また、国際標準に合わせているため洗濯表示内から日本語表記が消えています。
では、ここからは新しい『洗濯表示』の基本記号と付加記号について詳しく解説していきます!
【5個の基本記号】
☆ 洗濯処理記号 ☆
従来の洗濯表示は、「洗濯機」と「手洗い」を分けて表示していましたが、新しい洗濯表示では、家庭洗濯が出来る洗濯表示が「おけ」に統一されました。
☆ 漂白処理記号 ☆
酸素系または塩素系漂白剤の使用が可能かの表記。
従来の洗濯表示は、フラスコマークに「使える漂白剤」を表示していましたが、新しい洗濯表示では、△マークに変わりました。
☆ 乾燥処理記号 ☆
自然乾燥かタンブル式乾燥が可能かの表記。
☆ アイロン仕上げ処理記号 ☆
アイロンが使用可能か、またその温度などが表記。
従来の洗濯表記は、アイロンマークの中に「高温・中温・低温」で記載されていましたが、新しい洗濯では、「・(ドット)」の数で「高温・中温・低温」を表しています。
☆ 商業クリーニング処理記号 ☆
ドライクリーニングやウエットクリーニングなど、プロの方にお願いした方がいい場合はこの表示になります。
このマークと「おけ」のマークが併記されている場合は、家庭でも洗濯が可能です。
【付加記号】
☆ 弱い処理を表す付加記号 ☆
記号の下の一本線は、下線のない同じ記号で示される処理よりも弱い処理を表します。
☆ 非常に弱い処理を表す付加記号 ☆
記号の下の二本線は、非常に弱い処理を表します。
☆ 処理温度を表す付加記号 ☆
洗濯処理記号の処理温度を表す付加記号は、30、40、50、60、70 または95で表します。
乾燥処理記号とアイロン仕上げ処理記号の処理温度を表す付加記号は、ドットで表します。ドットは、使用する基本記号によってその温度が異なりますが、ドット数が増えると処理温度がより高いことを表します。
☆ 処理・操作の禁止を表す付加記号 ☆
5個の基本記号に重ね書きした×印は、その記号が表す処理・操作ができないこと(禁止)を表します。
衣類には様々な繊維素材が使われており、その素材に適した取り扱いをしないと、縮んでしまったり色落ちしてしったりと衣類が傷んでしまうこともあります。
日常生活に欠かせない洗濯やアイロンがけの際に確認すべき『洗濯表示』も一見、「沢山あり覚えづらいそう…」というイメージを持ってしまいがちです。私もその一人でした。
ですが、5個の基本記号と4個の付加記号を理解していただければ簡単に覚えることができると思います!✨
自分なりの覚え方に変換して覚えてみてくださいね!
詳しくは消費者庁のホームページに掲載されています🌿
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