現場REPORT

ON-SITE REPORT
2025/2/18

冬素材⛄️

大亀美貴「働く女性の鏡」

前回はアウターの素材をご紹介しました。
今週もこの冬最後の寒波が到来しています!
そこで、来季の秋冬にも知識として使える
冬に人気の冬素材の特徴をご説明したいと思います。
なんとなく買っていた、着ていた素材ですが、
冬素材ならではの暖かさや特徴があります。
是非知っていただいて、今の寒さに直ぐに取り入れてみてください。
暖かい冬素材で最後の寒波を乗り切りましょう!

ではでは、
イメージで冬素材と思いつくものは…
⚪︎カシミヤ
⚪︎ウール
⚪︎コーディロイ
⚪︎フランネル
⚪︎フリース
などではないでしょうか。

それぞれの特徴とオススメアイテムを紹介していきます!

 

【カシミヤ】
カシミヤは「カシミヤヤギ」の産毛を使用した動物繊維の生地です。冬物を代表する素材で、高級生地としても有名ですね。
カシミヤはほかの動物の毛に比べて繊維が非常に細かく、暖かい空気をたっぷり含んで内側に溜め込む性質を持っています。また、空気中の水分を吸収・放出する調湿作用があり、べたつきや乾燥を防ぐ効果も期待できます。表面は滑らかで上品な光沢を放っており、見た目も上質です◎
👍オススメアイテムは、マフラーやコート、セータ

 

【ウール】
ウールとは、羊の毛を原料とした繊維のことです。
ウールも冬物の代表的な素材の一つですね。温かさと通気性に優れています。羊毛を使用したウール製品は、湿気を吸収しながらも外部に放出するため、体温を適切に保つことができます。
また、しっかりとした弾力性と記憶形状性がある事からウール素材のアイテムはシワになりにくく、水を弾く効果もあり天然の抗菌防臭性も備わっているため、汗をかいてもべたつきにくく嫌な臭いを軽減できます。
👍オススメアイテムは、コートやセーター、手袋

 

【コーディロイ】ファッション性も高く一押し⭐︎
コーデュロイは、丸い円(ループ)にした糸を織り出すパイル織りの一種で、ループをカットして毛羽立たせた生地です。特徴は表面の凸凹で、これを「畝(うね)」と言います。
コーデュロイは主にウールやコットンを原料としているため、保温性の高い温かい生地です。凹凸のある縦うねによって空気を蓄えてく、温かい空気を逃がさずに長時間キープしてくれます。
また、吸湿性にも優れているので蒸発した汗や湿気を吸い込み、生地と肌が触れた時にべた付かなくなります。
👍オススメアイテムは、パンツやスカート、シャツ

 

【フランネル】
フランネルは、ウールやコットンを起毛加工させた毛織物のことを指します。起毛加工によって生地表面に繊維が立ち上がり、滑らかで心地よい肌触りが特徴です。毛足が長く、繊維の中に空気を含んで熱を逃さないので、保温性にも優れています。またフランネルはフェルト生地の一種なので、生地の厚みに対して、そこまで重たくなく軽い着心地です。他にも縮絨(※1)・起毛を施しているので、織り組織が密になっており、弾力性に優れた生地で型崩れしにくく、生地がへたりにくいのも特徴です。
(※1 )縮絨とは、ウールなどの繊維に圧力や摩擦を加え、フェルト状にして厚みと強度を増す加工のこと
👍オススメアイテムは、スーツやシャツ、パジャマ

 

【フリース】
フリース生地は、ポリエチレンテレフタレート(PET)というポリエステルの一種から作られた起毛生地です。
ふんわりとした柔らかな風合いで肌触りが良く、軽くて優れた保温性が特徴です。
速乾性があるので汗をかいても乾きやすく、洗濯後の乾燥も早いので、お手入れが簡単です。軽量なので着用時の負担が少なく、長時間心地よく使用できます。また水に強くシワにもなりにくい為、自宅で洗濯ができます。
👍オススメアイテムは、ジャケットやブランケット、手袋

 

冬に日頃着ていても、意外と詳しくは知らなかった冬素材の特徴がたくさんありました‼︎
それぞれの良さを活かした、暖かコーディネートをこの冬ラストに楽しんでみてくださいね🤗

 


 

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この記事を書いた人
大亀 美貴 PROFILE

アパレルメーカーにて3年間勤務し、接客、商品レイアウト、店頭ディスプレーを経験。その後、広告代理店に3年勤務し、多業種への営業とフリーペーパーの表紙スタイリストを担当。2008年、MOREに入社。美しい外見からは想像もつかないほどのバイタリティーとスピード感を持つスタイリストでお客様からの信頼も厚い。

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