モアを創立当初から支え続け、ヘアメイクだけでなく、スタイリスト、フラワー事業、ブライダル事業、眉事業、などをMOREの数々の事業の重要なポジションを歴任。今までの経験を生かし、常に前向きなMOREメンバーと一緒に関西の美容・ファッション業界を大阪から発信し、盛り上げて行くことを使命としている。おしとやかな雰囲気の美魔女スタイリスト。
メンズファッション コーディネートの注意点!
コーディネートを考える上で大切なこと
コーディネートとは、服の上下、トップスとボトムス、を合わすだけでなく、主観的・客観的に見て、どんな立場で、どんな場所にいるか、またどんな風に見られたいのか、見えるのか、まで考えることなんですね。
私たちスタイリストは「オンタイム」5シーンと「オフタイム」4シーンの9シーンを意識してコーディネートをしています。
TPOは冠婚葬祭だけではない
TPOと聞いて、おそらく冠婚葬祭は思いつくと思いますがそれだけではないんですね。
「オンタイム」とは社会的立場やその場にふさわしい服装です
「オフタイム」とはくつろぎを重視して、色を楽しむ服装です。着心地も重要で、生活のための服装です。
TPOの基準5パターン
まず「オンタイム」の5シーンを説明します。
1、ビジネスウェア
お仕事の行き帰りも含めて着る服の事です。職種によって違いはありますが、さぁ仕事だ!と気合の入る”戦闘服”です。清潔感のある服装を心がけましょう。
ここにカジュアル感や抜け感は入りません。ポケットチーフだけが目立っていたり、靴下にポップな柄入りの人たまに見かけます^^気をつけましょう。
2、シティーウェア
いわゆる「よそ行き」お出かけ着です。ちょっとしたお洒落なレストランや、ホテルとか、ドレスコードのあるお店なんかにも着ていく服。デート服もここに入ります。
ホテルのレストランなどで、ネクタイしてたらいいって感じのビジネススタイルでデートしている人見かけます。(お仕事帰りの方はすみません^^;)注意しましょう^^
3、パーティーウェア
結婚披露宴や、各種パーティー、華やかで魅力的な服装。非日常的なスタイル。
中々日常にパーティーって日本人はないですよね^^;そいうはいっても年に1回くらいはあるのでレンタルで対応も視野に入れます。
素材も光沢のある物で華やかにします。
4、フォーマルウェア
しきたりを重視した、入学式、卒業式、創立記念日やお葬式。ここの服がいわゆる世間一般で言う冠婚葬祭の服ではないでしょうか。着物やタキシードなどもここに含まれます。
お葬式用のブラックフォーマルは大人なら持っていますよね。気をつけたいところはお葬式でネクタイにディンプル(結び目のくぼみをつけるオシャレの事)をつけるのはNGです。日頃ディンプルを作っている人は気をつけましょう。
5、インフォーマルウェア
略式正装。フォーマルに準じた服装ですが黒とは限りません。スーツまでもいらない、ジャケパンスタイルと言えばわかりやすいかと思います。接待やセミナーで登壇したりする時の服装。リクルートスーツなどもそうです。ノーネクタイでも対応できる範囲の場所にふさわしいです。
いかがですか?こうして画像でみるとなるほど・・・違いがわかると思います。
その場に適した服装って細かいディデールの中にあったり素材にも出るんですね。
シーンを考え、その上でさらに個別にその人に似合う色や形、素材、シルエットを考えて服を選ぶのがコーディネートする上で大切な事です。
「なんかあの人、オシャレだな」と言う人は、一見わかりにくいですが、このような細かい配慮ができている人だと思います。
次回は”オフタイム”をご紹介しますね^^