上田安子服飾専門学校を卒業後、2019年にMOREへ入社。日々必死に学び・働いて、いつかは仕事はもちろん何より演者さんが過ごしやすい環境を作り出せる一流のスタイリストを目指し、日々邁進中。先読み力はピカイチな体育会系のおしゃれファイター。機転が利き、行動力抜群のスタイリングアシスタント。
テーマとは~万博編~
こんにちは!
モアのスタイリストアシスタント貴堂です。
今回は、アートについての理解を深めていくためにも
まずそのベースとなる思考、
“テーマの分析”をしていきたいと思います!
今回、分析していくのは
2025年開催を予定している
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のテーマ、
また、それを紐解くためにも
1970日本万国博覧会のテーマとともに見ていきましょう。
初めに、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のテーマはこちらです。
テーマ:いのち輝く未来社会のデザイン
サブテーマ:Saving Lives(いのちを救う)
Empowering Lives(いのちに力を与える)
Connecting Lives(いのちをつなぐ)
そして前回の1970年日本万国博覧会のテーマがこちらです。
テーマ:人類の進歩と調和
サブテーマ:Toward fuller enjoyment of life(よりゆたかな生命の充実を)
Toward more bountiful fruits from nature(よりみのり多い自然の利用を)
Toward fuller engineering of our living environment(より好ましい生活の設計を)
Toward better understanding of each other(より深い相互の理解を)
この2回のテーマを比べて私が感じたことは
1970年は“よりよくする”という印象が共通のもので
2025年は“いのち”というワードが共通に思えます。
1970年高度成長期の真っ最中、また戦後の日本という点では
よりよい生活へのあこがれが多く詰まっていたように思います。
戦後、多くのものを失った日本が、希望に溢れた未来を想像し
そんな未来を作り上げていくという当時の人々の強い気持ちが込められていたのではないでしょうか。
そして、調和、相互の理解という言葉は、大きな戦争、ぶつかり、敵対していた各国が
壁をともに乗り越え、互いの理解とともに寄り添える未来を渇望している。
世界平和を掲げているように感じます。
このテーマは平和と成長を願った戦後の日本にとてもぴったりなものであると思いました。
また、敗戦国でもある日本が掲げることにも大きな意味があったのではないでしょうか。
では、2025年のテーマはどうでしょう
“いのち”という言葉が多く出てきます。
初めに私がこのテーマを見て感じたのは、
今にピッタリだなということです。
世界的にコロナウイルスが猛威をふるう現代
人の命を何より大切に、そういった声が今現在より多く挙げられていますよね。
しかしこの中のサブテーマが確定したのは2019年でコロナ大流行する前です。。
驚くほどピッタリですね、、、
とはいえ、
またSNSの普及や、人との関わり方など、時代が大きく変わる中で
LGBTへの理解や男女平等などの個人の尊重が多く取り上げられていたり
またAIの普及で医療の発達も速度が変わり、救える命が増えている
そんな今の時代にピッタリなテーマですよね。
1970年、2025年比べてみていかがでしょうか。
どのテーマも人として、とても大切なことに変わりはないですが、
今、この時代、その時代だからこそ伝える
という大切さがそこに感じられたのではないでしょうか。
そして今の日本だからこそ発信できることであるのではないでしょうか。
現在まだコロナウイルス終息まではまだ少しかかってしまうような状況ではありますが、
コロナを乗り越えた2025年。
パンデミックと戦った世界のなか
日本にしかできない万国博覧会がきっとあると思います。
そんな今から万博を想像すると今からすでに楽しみになりますね。
今後も万博開催までロゴマークやモニュメントなど注目の芸術が
たくさん出てくると思いますのでどんどん考察してゆきたいと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!!
ファッションで何かを伝えられるスタイリストになるまで…!