現場REPORT

ON-SITE REPORT
2021/3/4

アパレル業界の好調店舗とは

大亀美貴「働く女性の鏡」

このコロナ禍でアパレル業界でも好調の店舗があるというニュースを、もうよく耳にされているかもしれませんが、

その共通点とは何か⁈今回調べてみました💡

 

その店舗とは…
「ワークマン」「UNIQLO」です!

ワークマンとUNIQLOのロゴ

皆さんもどちらかの店舗に行かれた事はあるのではないでしょうか。

この1年、誰もが今までにないほど自宅で過ごす時間が増え、家で必要とする生活雑貨やホームウェア、家の時間をより快適に過ごす為の用品に魅力を感じる思考に変わっているのではないでしょうか。

そこで特に売り上げを伸ばしたアパレルは、この2店舗でした✨

 

《ワークマン》の強みとは…

ワークマンは以前は一般的にイメージされるのは、男性の利用者が多い、プロ用作業着の販売店舗と思われる方が多かったと思います。
しかし、ここ数年メディアにも露出し、売出しを行なっているのは、「ワークマンプラス」という新業態店です。ワークマンプラスはおしゃれなディスプレイや高機能で低価格なウェアを数々揃え、アウトドア派の若者の間で、SNSを駆使した情報発信で人気を呼びました。
アウトドア人気は、休日の過ごし方の変化で、室内での「密」を避けて、外でのアウトドアを選ばれる事が増えた事も後押ししています。

またアウトドア派以外にも、家で多くの時間を過ごす中で、お庭の手入れやDIYを始められ方にもワークマンプラスの商品は魅力的です。
他には風を通さない防寒着がライダーに、作業員向けのカッパが釣り人に、厨房用の滑りにくい靴が妊婦さんに人気が出るなど、ファッション性だけでなく、機能にも着目され話題になっていることが大きな理由です。

《UNIQLO》の強みとは…

外出機会が減り「家で過ごしやすい服として選ばれている」という認知度が高いUNIQLOが、今の時代にピッタリあった商品を打ち出している事が大きな要因だと思います。
その理由に、在宅での需要に合ったホームウェアの販売が好調で、特に昨年の秋から「部屋着」を強化してさらに優位性を高めています。感染防止対策で、メディアでも推進されている様に、帰宅後すぐに着替える習慣がついた人が多くいると思います。その際、就寝時のパジャマとは別に、「部屋着」という物が必要になったのでないでしょうか。リモートワークでも部屋着でありながら、画面を通して相手に不快感を与えず、近所であればそのままでも外出も出来る、そんな洋服の新しいスタイルが、UNIQLOにはあったのだと思います。

また、昨年の緊急事態宣言下では、都市部の店舗は休業や時短を強いられる中、UNIQLOの店舗の半数は地方や郊外に立地することで、需要客の購買機会を逃す事なく、郊外で「密」を避けるお客さんが増えたことも他のアパレルとは違う強みだったのではないでしょうか。

ユニクロは発信力があり、CMでの宣伝やネットサイトでも積極的にPRする事により、より一層今後も好調をキープするのではないかと思います。

 

今のアパレル業界の様子から読み取れるように、今後どの業種でも新たなこの時代に必要とされる「需要と供給」を満たす内容こそが、”勝ち組”になれる仕事となるのではないでしょうか。

世の中の様子を今後も勉強し、お伝えしていきたいと思います。

この記事を書いた人
大亀 美貴 PROFILE

アパレルメーカーにて3年間勤務し、接客、商品レイアウト、店頭ディスプレーを経験。その後、広告代理店に3年勤務し、多業種への営業とフリーペーパーの表紙スタイリストを担当。2008年、MOREに入社。美しい外見からは想像もつかないほどのバイタリティーとスピード感を持つスタイリストでお客様からの信頼も厚い。

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