幼い頃から興味があったファッションに携わる仕事がしたい!という夢に向かって高校卒業後は上田安子服飾専門学校に入学。専門学生時代に様々な経験を経てスタイリストになることを決意。そして専門学校卒業後、株式会社モアに入社。「一度始めたことは中途半端で投げ出さず、最後まで諦めずにやり遂げる」をモットーに立派なスタイリストになれるよう精一杯頑張ります。
秋になると着たくなるチェック!今期トレンド【ふぁっしょん録】VOL.2
秋になるとついついチェックのお洋服に目が行ってしまう…そんな経験はありませんか。そこで今回は「秋になると着たくなるチェック!今期トレンド」についてご紹介します!
チェックといっても様々な種類があることはご存知でしょうか。その中でも今回は今期トレンドのチェックに着目し、
①タータン・チェック
②ハウンドトュース・チェック
③グレン・チェック
の3種類について詳しく解説していきます。
まず、今期トレンドチェックのお話をする前に少しだけファッション業界のトレンドの仕組みについてお話させてします。
ファッション業界では、各ブランドが次のシーズンに向けて新作を発表する期間であるファッションウィークが年2回S/S(Spring/Summer)春夏、A/W(Autumn/Winter)秋冬にNY、ロンドン、ミラノ、パリの順番で約1ヶ月に渡り開催されます。
基本的に半年先のトレンドを先取りする為、1〜4月にはその年の秋冬、9〜11月には来年の春夏の先取りのファッションを発表します。つまり、2月8〜13日開催された2019-20年秋冬コレクションが今期トレンドになります。
では本題のチェックについて詳しく解説します!
①タータン・チェック
タータンとはスコットランドで梳毛織物の柄として16世紀頃から愛用されている伝統的な民族柄ともいうべきもの。13世紀頃にスペインで織られていたチリタナという小さな格子柄の織物がその源であるといわれ、このチリタナがスコットランドに渡って発展し、その地方の貴族達は家門の紋章または飾章として特有の柄を持つようになった。また、だんだん種類が増え、現在このような名家に伝わる家紋的なタータンは171柄あるといわれている。
②ハウンドトュース・チェック(=千鳥格子)
ハウンドトュースとは「犬のきば」の意味で、このチェックを構成している一つ一つの柄が犬のきばの形をしていることが由来。日本ではこれを千鳥が飛んでいる形に見立てて、千鳥格子と呼ばれている。基本は黒と白、または茶と白の2色の組み合わせ。
③グレン・チェック
グレン・アーカート・チェック、グレナカート・チェックを略した言葉。グレンとは谷間という意味でという意味で、グレ・アーカートはスコットランドのエルウィック河を挟む谷間の名称。このチェック柄はその地方で産した為、この名になった。基本はブルーと白の2色なり、ブルーを2本、白を2本、または4本と4本を交互に配した大柄の格子。色はのちに黒と白のオーソドックスになり、現在では明色と暗色との組み合わせになり色数も3色以上もある。
もともとは梳毛織物の柄で、現在でも婦人用スーツ、紳士用スーツ、コート、ブレザーなどに多く使われているが、近年は合繊織物の部屋着にいたるまで幅広く使われている。
チェックはモダン、いき、しゃれた感じ、スポーティといった印象を与え、あまりフォーマルな衣服には使われず、タウンウェアやスポーツウェアに適している柄です。同じチェックでも大柄なものは若々しく、派手な、スポーティな印象であり、細かい柄は落ち着いた印象を与えます。
また、今期は3種類のチェックに共通するキーワード“英国調チェック”が大活躍!
是非、今期ファッションの参考にしてみてください!✨