上田安子服飾専門学校を卒業後、2019年にMOREへ入社。日々必死に学び・働いて、いつかは仕事はもちろん何より演者さんが過ごしやすい環境を作り出せる一流のスタイリストを目指し、日々邁進中。先読み力はピカイチな体育会系のおしゃれファイター。機転が利き、行動力抜群のスタイリングアシスタント。
アートとは~アートとは何か~
今回は11月!ギリギリ滑り込みですが芸術の秋!ということで
アートとは何か・芸術とは何かについてお話しようと思います。
ここで質問です!芸術とは何でしょうか?
一般的な辞書には
◎本来的には技術と同義で,ものを制作する技術能力をいったが,今日では他人と分ち合えるような美的な物体,環境,経験をつくりだす人間の創造活動,あるいはその活動による成果をいう。
◎特定の材料・様式などによって美を追求・表現しようとする人間の活動
このように記載されています。
やはりどちらも美という文字が入っていますね。
しかしこの解説を見て私は少し違和感を覚えました。
美しくなければ芸術ではないのでしょうか。
そもそも美しいものが芸術なのでしょうか。
とっても難しいですよね、きっとこの記事を読んでくださっている方の中には芸術とはOOだ!
とご自身で答えを見つけた方もいらっしゃると思います。
かの有名な岡本太郎さんは芸術は爆発だ!
とおっしゃっていたように、
皆さんそれぞれに辞書とは違い、一つ一つの答えがあるものだと思います。
ただ私が感じたことは、
美しくなければ芸術ではないのか、その答えはNOです。
そして美しいものが芸術なのか、それもNOです。
しかし、それを見た人々が
その物、形、それを表現するにあたっての方法や状況、発想、環境など
そのものを取り巻くすべての物の中の
何か一つに心を動かされたならばそれは美しき芸術なのではないでしょうか。
有名な作品ではありますが、
マルセル・デュシャン/泉
初めてこの作品を見て美しい!といきなり思う方は(芸術に特化した方以外は)
ほとんどいないのではないでしょうか。
私も初めて見たときは正直((なんでもありやん。。。))なんて思ってしまいました。
しかしこの男子便所を1917年、ニューヨークのアンデパンダン展という誰でも参加できる公募展に
R.MATTという架空人物のサインをしてその公募展に匿名で応募したそうです。
この便器が今、現代アートの世界で最重要作品とされているんです。
((なんでもありやん。。。))って感じですよね。
だがしかし!!なんでもありなのが芸術だって話じゃないですよ!?
この作品何がすごいかってただの男子便所なんです、それにサインをしただけでこれはアートだ。
そういったデュシャンに対して、その作品を見る者たちは再度アートって何!?って考えるんですね、
そんな疑問を投げかけてくるもの、また考えさせられるもの、
どこか心躍らされたりわくわくしたり、心動かされるものこそが美しきアートなんじゃないでしょうか。
まだアートについて学び始めたばかりできっとまだまだ感じることや、考え方
アートの見方とらえ方が変化していくとおもいますが、
21歳女子なりのアート、芸術のとらえ方についてお話しさせていただきました!
アートについて知らべ始めるとどんどん興味が沸いてきて脱線しちゃいそうになる毎日ですが
やっぱり人の作るものに何かを感じられるということって素敵だなと改めて感じますね。
もっとたくさんアートに触れ、学び、たくさんのアーティストのスピリットを感じられるよう勉強していきます!!
最後までお読みいただきありがとうございました!